手水場で お清め。
十日市場町自治会 お知らせ
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 日向山神社は、JR横浜線の十日市場駅より 徒歩3分の街中に、ひっそりと佇む 町の氏神様です。通りかかりの人が、社の前で 手を合わせてお祈りして行く姿を見かけることも めずらしくありません。
 秋から冬にかけては、 秋祭り、七五三のお祝い、初詣と 祭事が続き、ひときわ にぎやかになります。
 ところで みなさん、神社を じっくりとご覧になったことが ありますか?
 もしかしたら、新しい発見が 待っているかもしれません・・・
 町の中をウオーキングするときは、是非立ち寄って 悠久のときに 浸って下さい。
参考文献
日向山神社誌:宗教法人日向山神社発行
株式会社カナメ:社寺建築の豆知識(インターネット情報)
発光大王堂:家紋(インターネット情報)
成田山深川]不動堂(インターネット情報)
 なお 紋章のおたまじゃくしのような形の由来は、勾玉(まがたま)や 弓道で使用する鞆(とも)をかたどっていると言われ、心霊のしるしであり神の加護があると言われています。
 渦巻きのようになっているのは、水の渦を表し、火災除けのおまじないの意味合いがあるそうです。
掲載日:2018年 10月 3日
日向山神社(ひなたやまじんじゃ)
いよいよ本堂に参拝。
神様を呼び出すため、紐を引いて鈴を鳴らします。
二礼二拍一礼。
 社殿の屋根の造りは、上から下へ優美な曲線を描く流造(ながれづくり)です。
 主棟の両端にある主棟鬼飾りは、雲・・・魔除け、厄除けなどの意味合いを持ちます。
 屋根の主棟には、紋章があります。「左三つ巴紋」と言い、主に八幡様の紋ですが、山本勘助、小早川隆景の家紋として有名です。
 両武将と日向山神社との関係は、ありやなしや・・・
 社殿の軒下には、海老虹梁(えびこうりょう)がみごとにうねり、欄間(らんま)には木彫りの龍、長押(なげし)には雲のような彫刻が入り、両端には彫り物の狛犬が飾られています。
 十日市場町のような小さな町の小さな神社に、みごとな設(しつら)え・・・とは思いませんか。。。
 神社本堂に向って左手に、乳水大明神(乳水様)という祠があります。
 むかし 現在の消防署の前の通りは谷間で、谷底には湧き水が湧いていました。赤ちゃんが生まれた後 お乳が出にくく困っていたお母さんが、谷間の湧き水にお参りして、家に持ち帰り拝んでいると、母乳がよく出るようになった と言い伝えられています。
 今は、区画整理で整地され 谷が埋まってしまったため、乳水様は 神社内に移転されています。
 緑に囲まれた神社の一角に、毎年 秋になると
赤い実をつける 木があります。
 石榴(ざくろ)です。
 町の真ん中に、めづらしい木の実です。
 神社に来たら、どこにあるか 是非 探してみて
下さい。
 毎年10月の第1日曜日は、神社の秋祭りです。
 子供たちは、はっぴ・まめしぼりのスタイルで
神輿を担ぎ 山車を引っ張り、町の中を巡行し
ます。
 町内の皆さんにとって とても楽しい一日と
なります。
 元旦の夜、神社は 初詣のお参りの方々で、
長い行列ができます。鳥居の外の通り1区画位
まで 行列は続きます。
 寒さも からっ風も なんのその・・・
 お参りを済ませると、あたたかい あまさけと
みかんを貰って、みんな ほかほかです。
 お神酒を頂いて 赤い顔のお父さんもおおぜい
います。
十日市場町には、日向山神社 氏子会
という 氏神様とのご縁を末永く続けよう
とする集まりがあります。

ご入会を希望される方は、
お祭りや初詣のときに、
神社の受付に申し出て下さい。
写真:氏子会提供